コラム

【コインランドリー経営は本当に儲かる?】かかる費用や利回りは?

最近、注目を集めているコインランドリー経営──ただ、「開業に興味はあるものの、投資経験が少なくて実際どの程度儲かるのかよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。また、なんとなく有望だということは知っていても、「初期投資にどの程度の費用がかかるのか、ランニングコストはどうかが今一つイメージできなくて最初の一歩が踏み出せない」という方がいるかもしれません。そこで、今回は、「コインランドリーは儲かるのか?」「利回りはどの程度か」「費用はどの程度想定すればよいのか」など、皆さんの素朴な疑問にお答えしていこうと思います。

アパート1棟で1億円。競合に負けない、大規模なコインランドリーなら初期費用3,500万円で開業できる

まず、開業にどれだけの初期費用がかかるのか、見ていきましょう。ただ一口にコインランドリー経営と言っても、店舗の規模により投資額は異なってきます。たとえば、競合に負けない大型店舗の場合、濯機6台、乾燥機10台で店舗面積が35坪、駐車場が7台分あるコインランドリーの開業資金は約3,500万円になります。アパート1軒建てるのに1億円程度の費用がかかる不動産投資に比べればたいしたことはありません。

 

ランニングコスト、経費が驚くほどかからないコインランドリー経営

コインランドリー経営はランニングコストの点でも優秀です。小売業のように在庫を確保しておく必要もなく、洗濯をする際に使用する洗剤や電気・水道代も使った分だけその場でお客さんが支払ってくれます。機械は代金を先に支払わなければ、動かない仕組みになっているため、赤字になりにくいビジネスモデルと言えます。あとは、店舗が賃貸物件の場合はこれに賃料が、フランチャイズの場合は加盟料がこれに加わります。

ここまで見てきて、客商売にも関わらず人件費がかからないことにお気付きの方も多いでしょう。じつは、その通りで、コインランドリーは無人店舗が基本のため、アルバイトやパートを雇う必要がありません。人を雇わないということは、求人や教育や研修などに費用がかからないということでもあります。一般にどんなお店でもたいていは、人件費が経費の大きな部分を占めているもの。それをゼロにできることがコインランドリー経営最大の利点と言えるでしょう。

客単価は低いが、毎日のように現金収入があり利回りも大きい

初期投資もランニングコストも安く抑えられるのはいいが、売上はどうなの?──そこが気になるという方は多いでしょう。とくに1回の利用で500~600円、大量のまとめ洗いでも1,200円前後という客単価の低さなので、その心配は当然です。確かに、この額は決して大きくはありません。一般の物販店のように、ついで買いが発生する余地もないでしょう(自動販売機は別)。しかし、先ほど述べたように毎月の経費が小さいので、コインランドリー経営の粗利率は極めて優秀。通常の客商売ではせいぜい4割程度あればいいところですが、コインランドリーの粗利率は平均で7~8割にも上ります。ガツンと大きく儲けるのは得意ではありませんが、毎日コツコツと利益を積み重ねていくのがコインランドリー経営の投資術と言えるでしょう。また、粗利率が高いので、初期投資分を早期に回収できるのも魅力。何より、ほかの投資と違って、毎日のように現金収入が得られるのもうれしいところです。

さらに高い利回り、儲けを確保するためには大規模店化、複合店化を検討する

初期投資、ランニングコストが少なくて済み、アパート経営のように空室などのリスクもないことから、大きく儲けるのには適さないかもしれませんが、着実に利益を積み重ねるにはこれ以上ない投資法、それがコインランドリー経営と言えるでしょう。すでに株や不動産投資などを実践している方なら、このコインランドリー経営をポートフォリオに加えれば一定のリスクヘッジになります。

ただ、コインランドリーで大きく儲けることが難しいかと言うと、必ずしもそうではありません。たとえば地域一番を誇るような大規模店を出店すること、さらにスーパーやコンビニと一体となった複合店にすることで、競合店を圧倒するような集客を可能にでき、売上、利益ともに飛躍的に拡大できます。しかも、利用者にとっても非常に満足度の高い店となり、リピーターは確実に増えるでしょう。

まとめ

以上、見てきたように、少額の投資で毎月コツコツと利益を積み重ねていくことも、大規模店化、複合店化してより大きな売上、利益を目指すことも可能。つまり、その人の経済力や資本力、投資ポートフォリオ次第でどのようなスタイルでも追求できるのが、コインランドリー経営の魅力だと言えるでしょう。

千葉県・埼玉県・茨城県南部でコインランドリー経営をサポートしているトリオマネジメントでは、徹底的な周辺マーケティングを行い、競合店に負けない大型店舗の開業を後押ししています。