コラム

【フランチャイズ経営と個人経営】コインランドリー経営はどちらがおすすめ?

無人経営が可能で人件費がかからないこと、毎日のように現金収入が得られ、高い粗利が期待できること、景気動向に左右されず安定経営が可能なことなどから、土地活用の分野でにわかに脚光を浴びているのがコインランドリー経営。目下、参入が相次いでいる人気の投資分野ですが、大きく分けて2つの経営形態があるのをご存じでしょうか? それが「フランチャイズ経営」と「個人経営」。こちらでは、どちらが“ベストな選択”かについてお話しします。

はじめに、コインランドリーを開業するまでの大まかな流れをつかんでおこう!

フランチャイズ経営と個人経営を比較する前に、まず、コインランドリーを開業するまでの流れを把握しておきましょう。なお、こちらの内容は、フランチャイズ経営でも個人経営でも共通しています。ぜひ、参考になさってください。

 

◎コインランドリー開業までの流れ

STEP1 出店地探し
ご自身で遊休地などを所有している場合は、それを活用するのも一つの手です。ただし、実際にそのロケーションがコインランドリー経営に向いているのか、十分な集客を図れるだけの条件を備えているのかを事前に検証しなければなりません。検証するには、専門業者に出店が妥当かどうか市場調査を依頼するとよいでしょう。また、空き店舗を居抜きで活用する場合も同様です。

STEP2 資金計画
自己資金をどれだけ用意できるか、その投資に対してどれだけ収益を上げられるのかを検証しておきましょう。開業資金の不足分は銀行などに融資を依頼しますが、実績がない場合は融資が下りにくいことも。その場合は、中小企業の支援に積極的な日本政策金融公庫に相談するとよいでしょう。

STEP3 運営企画・マシンの調達
出店地、資金面がクリアできたら、ランドリーマシンの台数や機種など店舗運営にかかわる事柄を具体的に決めていきます。マシン導入は、購入と長期レンタルのいずれかを選択できます。初期費用が高くても維持費を減らしたいなら前者を、維持費がある程度かかっても初期費用を抑えたいなら後者を選択するとよいでしょう。

STEP4 工事
マシンや什器など必要な物品を設置し、内外装を仕上げていきます。あわせて、看板なども設置します。

STEP5 開業・営業スタート
事前に折込チラシなどで開業告知を行い、必要に応じて開店イベントを開催します。広告やイベントの運営は専門業者に任せるのが安心です。

フランチャイズ経営と個人経営の決定的な違いは?

では、ここからが本題です。まず、フランチャイズ経営と個人経営の違いについてですが、簡単に言えば、すでに実績のあるビジネスノウハウに対価(加盟料)を払うのがフランチャイズ経営、上の「開業までの流れ」の5ステップまで自分で“何とかする”のが個人経営と考えて差し支えないでしょう。

 

これまで、何店舗かコインランドリーを開業させた実績がある、あるいは店舗経営について一通りの経験、知識がある方なら、個人経営でも十分対応できるかもしれません。しかし、コインランドリー経営について未経験の場合や、初めての独立開業の場合は、フランチャイズ経営が何かとムリがなくおすすめです。

 

では、次の項目では具体的に、フランチャイズ経営と個人経営のメリット、デメリットについて解説しましょう。

FC本部のノウハウを丸ごと利用できるため独立開業に最適

前述のように、フランチャイズ経営のメリットはすでに成功を収めているFC本部のビジネスノウハウをそのまま使うことができること。たとえば、どこに出店すれば効果的な集客が図れるか、ランドリーマシンの導入を含めた店舗運営をどうするか、開業にあたって広告宣伝やイベントをどう展開するかといった課題も、FC本部のノウハウを活用してムリなく、効率的に解決することができます。

 

もちろん、資金計画についても豊富な経験から最適なアドバイスを提案してもらえるので安心。また、個人では実績がないと銀行融資を受けにくい現実がありますが、フランチャイズ経営ではFC本部の信用力を利用して融資を有利に進めることが可能です。

 

経営実績にかかわらず、加盟料=ロイヤリティを毎月のように支払わなくてはならない点がデメリットと言えないこともありませんが、これだけのノウハウを丸ごと利用できると考えれば、高い金額だとは感じないでしょう。一方、決定的なデメリットがあるとすれば、自分が思い描いた通りの店づくりができない点です。あくまでも、フランチャイズ店なので、個人の裁量が反映しにくいことは仕方がないかもしれません。自分流のお店づくりにこだわらない、それよりも確実に儲かることが最優先という方にはフランチャイズ経営がおすすめと言えます。

自由な店づくりができる個人経営だが、初心者にはハードルが高い

その点、個人経営ならどこに出店しようと、どんな店にしようと、オーナー自身で自由にできます。それで経営も順風満帆なら言うことなしでしょう。ただし、フランチャイズ経営とは異なり、出店から融資、店舗運営から経営、顧客からのクレーム対応まで、すべてオーナー自身で何とかしなければなりません。もちろん、すでに何店舗からコインランドリーを経営した実績がある方や、他業種でも何か店舗経営について経験があれば、自力でも可能でしょう。でも、未経験という方にはハードルが高く、決しておすすめはできません。

まとめ

確かに、個人経営には個人経営のよさがあります。しかし、初めてのコインランドリー経営を確実に成功させようと思うのなら、FC本部のノウハウを丸ごと活用できるフランチャイズ経営がやはりおすすめです。

 

なお、千葉県・埼玉県・茨城県南部で豊富な実績を誇るトリオマネジメントなら、出店計画から開業支援、開店後の運営サポートまで全面的に支援できます。個人経営かフランチャイズ経営かで迷われている方はぜひ一度、当社へご相談ください。