コラム

【花粉症・PM2.5対策】コインランドリー経営の追い風となる2つの要因

お天気のよい日中の軒下やベランダの物干しスペースに、洗濯物が春風にそよいでいる──かつてはそれが普通だった日本の風景も今ではずいぶん様変わりしています。なぜでしょうか。花粉症の原因となるスギ花粉、ヒノキ花粉や喘息や気管支炎などをもたらすPM2.5が付着することが懸念されるため、これまでのように洗濯物の天日干しをする家庭が減ってきたからです。

私たちのこうした生活スタイルの変化が今、コインランドリー経営の追い風になっていることをご存じでしょうか? 今回は花粉症・PM2.5対策がコインランドリー経営にどんな好影響を与えているかについてお話しします。

花粉症・PM2.5の対策にもコインランドリーが有効であることが周知されてきた

一昔前まで、コインランドリーと言えば自宅に洗濯機や乾燥機を持たない単身者が利用するものというイメージがありました。ところが、今では一般のファミリー層、高齢者世帯など多くのユーザーから支持されています。大きな理由の一つが冒頭にも述べた花粉症やPM2.5など人の健康を害する浮遊物を洗濯物に付着させたくないというニーズが増えていること。とくに花粉、PM2.5ともに春先になると飛散量が増えるため、ふだん自宅で洗濯・外干しをしていてもこの季節だけはコインランドリーを積極的に使うという家庭は少なくありません。

 

一般にコインランドリーの繁忙期は降水量が多くなる梅雨時、日照時間の少ない冬時と考えられていますが、じつは花粉やPM2.5が飛散する春先から初夏にかけても需要があります。つまり、コインランドリー経営はほぼ年間を通じて客足が途絶えない業態と言えるでしょう。

花粉症やダニ対策にコインランドリーの利用が有効と言われる理由とは

やはり、洗濯から乾燥まですべて屋内で完結させられるため森林などから飛散してきた花粉に衣類などが晒されないというメリットが大きいと言えます。そのうえ、付着していた花粉については乾燥機の温風ほぼ取り払われるので、花粉症の影響を最小限にとどめることも可能です。

 

ダニや雑菌などは、天日干しだけでは無害化させることは難しいですが、乾燥機を使用し温風で乾かすことによって死滅されることができます。

PM2.5対策にコインランドリーの利用が有効と言われる理由とは

花粉症についてはもう細かく説明する必要がないほど、日本人にはすでによく知られたアレルギー疾患となっていますが、じつは昨今ではPM2.5も深刻な健康被害をもたらすリスクとして厚生労働省も警告しています。

 

ちなみにPM2.5とは、工場や自動車、船舶、航空機などから排出されたばい煙や粉じん、硫黄酸化物(SOx)などの大気汚染の原因となる粒子状の物質のこと。名前の通り、直径2.5μm(1μm(マイクロメートル)=1mmの1000分の1)以下の微粒子で、「Particulate Matter(粒子状物質)」の頭文字をとってPM2.5と呼ばれています。

 

最近では、中国で発生したPM2.5が偏西風などに乗って日本に飛来し、深刻な大気汚染を引き起こしています。何より人体への影響は大きく、粒子が非常に小さいために肺の奥深くまで入ることで喘息や気管支炎といった呼吸器系疾患や循環器系疾患を引き起こします。とくに呼吸器系や循環器系に既往症を持つ方、高齢者や小児は影響を大きく受けると考えられています。

 

なお、PM2.5の濃度は3~5月は上昇する傾向が見られますが、この時期は外干しを極力避けコインランドリーの洗濯機・乾燥機を利用することで、洗濯物に微粒子が付着するのを効果的に回避することができます。

まとめ

花粉症の主な原因となるスギ花粉、ヒノキ花粉も、また呼吸器疾患などの原因となるPM2.5も春先から初夏にかけて飛散量が増えます。つまり2月から5月にかけては、こうした理由でコインランドリーの稼働が以前よりも増え、収益をもたらされるということ。

 

ところが、このシーズンが終わるとすぐ、梅雨時となり引き続きコインランドリーの繁忙期となります。また6月から9月にかけてはダニの活動期・繁殖期にあたるため、ハウスダストを対策としてコインランドリーを利用する客層が増えます。こうして見てくると、コインランドリー経営は年間を通じて安定したビジネスということができるでしょう。

 

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